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夏休み明け、学校への二度目の連絡で差がつくこと — 進路指導の先生との関係づくり

新卒採用

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はじめに

7月に求人票を持って高校を訪問したきり、次の連絡が9月になっていませんか。応募書類の提出が始まる9月5日の前、学校が夏休みから通常の授業に戻る時期の連絡は、先生に自社を思い出してもらう機会になります。

なぜ「二度目」の連絡なのか

2027年3月卒の高卒採用では、企業から学校への求人申込・学校訪問は2026年7月1日開始、学校から企業への生徒の応募書類提出は9月5日開始、企業による選考・採用内定は9月16日開始とされています。
(厚生労働省「中学校・高等学校卒業予定者の就職・採用活動時期について」2026年2月16日公表分)

香川県内の申し合わせでは、9月30日までは1人1社のみの応募・推薦、10月1日から複数応募・推薦が可能とされています(2026年4月23日の高等学校就職問題検討会議の合意にもとづく報道)。県外の企業へ応募する場合は、応募先の都道府県の申し合わせが適用されます。

この日程を先生の側から見ると、7月は求人票が一斉に届く時期です。多くの企業の資料が同時に並ぶため、一度の訪問で自社が記憶に残るとは限りません。一方、夏を越えて授業が再開してから9月5日までの期間は、生徒の希望が具体的になり、先生が生徒と個別に進路の話を詰めていく時期にあたります。

7月の訪問が「候補に入る」ための連絡だとすれば、夏休み明けの連絡は「候補に残る」ための連絡です。先生が生徒に紹介できる企業の数には限りがあります。夏休み明けに接点を持つことで、自社の求人内容を再確認してもらいやすくなります。

私たちが県内企業のご担当者とお話ししていて感じるのは、「7月に求人票を届けたのだから、あとは応募を待つだけ」と考えている会社が意外に多いことです。香川県内で継続的に高卒採用を行う場合、同じ学校や進路指導部と複数年にわたって接点を持つことになります。一度の訪問で終わらせない企業ほど、翌年以降も話を聞いてもらいやすくなります。

二度目の連絡で押さえる3つのこと

1. 職場見学に来てくれた高校には、お礼だけで終わらせない

夏の間に生徒の職場見学を受け入れた場合、当日のお礼はすでに済ませているはずです。二度目の連絡では、そこに情報を1つ足します。

・見学で生徒から出た質問と、それに対する自社の回答(当日答えきれなかった点があればここで補う)

・見学後に社内で決まったこと(配属予定の部署、初年度に任せる仕事の範囲など)

「その後いかがでしょうか」だけの連絡は、先生の手元に何も残りません。生徒に伝えられる材料を渡す連絡にします。

 

2. 見学の申し込みがなかった高校にも、二度目の連絡を検討する

見学の申し込みがなかった高校は、7月に求人票を置いたきりになりがちです。一方で、生徒の希望が夏以降に具体化する場合もあり、先生が希望条件に合う求人をあらためて確認する場面もあります。そのとき思い出してもらえる状態にしておきます。

伝える内容は、売り込みではなく事実の補足で十分です。

・職場見学の受け入れ枠がまだ空いていること、受け入れ可能な時期

・求人票では書ききれなかった仕事の実態(1日の流れ、先輩社員の入社経路など)

・9月以降の問い合わせ窓口(担当者名と直通の連絡先)

なお、学校が求める職種と自社の求人が合わない場合もあります。連絡は一律に行うのではなく、7月の訪問時の反応を踏まえて優先順位をつけると無理がありません。

 

3. 連絡の手段と時間帯を、先生の都合に合わせる

授業が再開した直後の進路指導部は、生徒の面談と校内の調整が重なる時期です。長い電話は歓迎されません。

・電話は要件を1分で言い終えられるように整理してからかける

・訪問する場合は、置いて帰れる1枚の資料を用意する(見学案内・担当者の連絡先を入れておく)

・資料には日付と担当者名を必ず入れる。先生が後から探せる形にする

連絡の記録を社内に残しておくと、翌年の訪問時に「昨年は8月にこの内容でご連絡しました」と続きから話せます。

チェックリスト:9月5日までに確認する7項目

・7月に訪問した高校のリストが手元にあり、その後の連絡状況が記録されているか

・職場見学を受け入れた高校に、お礼以外の情報を渡す連絡ができているか

・見学の申し込みがなかった高校のうち、二度目の連絡をする先の優先順位をつけているか

・見学の受け入れ枠が残っているかを社内で確認し、答えられる状態か

・置いて帰れる1枚の資料に、日付・担当者名・直通連絡先が入っているか

・9月以降の問い合わせ窓口を1人に決め、不在時の代理も決めているか

・連絡した内容と日付を、翌年に引き継げる形で記録しているか

よくある質問

Q. 高卒採用で、学校への訪問はいつから可能ですか?
2027年3月卒については、企業から学校への求人申込・学校訪問は2026年7月1日から可能です(厚生労働省が2026年2月16日に公表した就職・採用活動時期)。学校から企業への応募書類の提出開始は9月5日、企業による選考・採用内定の開始は9月16日です。

Q. 夏休み明けに学校へ連絡してもよいのでしょうか。迷惑になりませんか? 制度上、企業から学校への求人申込・学校訪問は7月1日以降に行えるため、夏休み明けの連絡が制度に反することはありません。ただし訪問の可否や受付方法は学校ごとに異なり、授業再開直後の進路指導部は多忙です。事前に都合を確認し、要件を短くまとめる、資料を置いて帰る形にするなどの配慮をおすすめします。

Q. 職場見学の申し込みがなかった高校には、もう連絡しないほうがよいですか?
連絡を控える理由にはなりません。生徒の希望が夏以降に具体化する場合もあるため、見学の受け入れ枠が残っていることや求人票に書ききれなかった仕事の実態を伝えておくと、先生が求人を確認する際の材料になります。ただし学校が求める職種と自社の求人が合わない場合もあるため、優先順位をつけて連絡することをおすすめします。

Q. 香川県では、いつまで1人1社制ですか?
2027年3月卒については、選考開始が9月16日で、9月30日までは1人1社のみの応募・推薦とされています。10月1日からは複数応募・推薦が可能です(2026年4月23日の高等学校就職問題検討会議の合意にもとづく報道)。県外の企業へ応募する場合は、応募先の都道府県の申し合わせが適用されます。

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