高校生が企業情報を見るとき、最初に目がいく場所はどこか
この記事で得られること
・高校生が企業紹介冊子を見るときの視線の動き
・優先順位
・「手に取られる冊子」と「スルーされる冊子」の傾向的な違い
・高校生、保護者、進路指導教員それぞれが重視するポイント
高校生が企業紹介冊子で最初に見るのは「給与」でも「仕事内容」でもない
弊社は香川県内で企業紹介冊子「COURSE」の制作を長年手がけており、その過程で多数の企業の掲載内容を見てきました。また、県内の進路指導教員への継続的なヒアリングを通じて、現場の傾向として見えてきたことがあります。
それは、高校生が求人冊子を開いたとき、最初に目がいきやすいのは「給与・待遇」よりも「職場写真・先輩社員の写真・会社の雰囲気」であるという点です。
これは定量的な視線追跡調査に基づくデータではなく、進路指導教員からの声や制作現場での観察に基づく知見です。ただし複数の教員から一致して聞かれる内容であり、求人冊子の改善を検討する際の参考情報として有用と考えています。
進路指導教員のヒアリングから見えた「チェックの順序」
以下は、弊社が香川県内の進路指導教員および高校生へのヒアリングをもとに整理した傾向です。個人差・地域差があることをご了承ください。
第1チェック:先輩社員
「一緒に働く人はどんな人か」を確認する生徒が多い傾向があります。先輩社員のコメントや顔写真があることで、「自分もなじめそう」という安心感につながりやすいとされています。
第2チェック:会社の「見た目と雰囲気」
職場の様子、先輩社員の笑顔——こうした視覚情報から「ここは良さそう」「なんか合わなそう」という印象が決まる傾向があります。
第3チェック:勤務地(通えるか)
「通勤できるか」は初期の絞り込み条件になりやすいです。公共交通が限られる地域では「車通勤OK」「バス停から徒歩5分」などの明記が応募率に影響するとされています。
第4チェック:仕事内容(自分にできるか)
「難しすぎないか」「自分に合っているか」を確認する段階です。業界用語や抽象的な表現は高校生に伝わりにくい傾向があり、「1日のスケジュール」を時系列で示すと仕事のイメージが具体化されやすいとされています。
保護者・進路指導教員が重視するポイント
高校生採用では、本人だけでなく保護者と教員も意思決定に関与します。
保護者が重視するとされる点
・安定性:会社規模・設立年・取引先などの信頼感
・安全性:「残業は月○時間以内」「有給取得率○%」などの数字
・将来性:資格取得支援制度、昇格・昇給の実績
進路指導教員が重視するとされる点
・誠実さ:学校訪問の丁寧さ、問い合わせへの対応速度
・定着実績:過去の採用者が職場に定着しているか
・記載の正確さ:掲載内容と実態に乖離がないか
求人票1枚ではこれら3者のニーズをカバーするのは難しく、企業紹介冊子・パンフレットを別途用意することで採用成功率が高まるケースが多く見られます。
弊社が制作する求人冊子「COURSE」は、高校生・保護者・進路指導教員それぞれの視点を踏まえた紙面構成を意識しています。写真・社員の声・仕事の具体的なイメージ——求人票では伝えられない情報を1冊にまとめることで、応募につながる「第一印象」を作ることができます。
よくある質問(FAQ)
Q. 先輩社員のコメントは、どんな内容を書いてもらえばよいですか?
「入社のきっかけ」「仕事でやりがいを感じる瞬間」「職場の雰囲気」の3点を短くまとめると伝わりやすいです。長文よりも3〜5文程度のコンパクトな内容のほうが、高校生には読まれやすい傾向があります。
Q. 求人票と企業紹介冊子はどう使い分ければよいですか?
求人票はハローワーク所定フォーマットの公式書類で、掲載できる情報に制約があります。企業紹介冊子は自由なデザインで作れる補足資料であり、写真・社員の声・会社の雰囲気など、求人票では伝えられない情報を届けるために活用されています。学校訪問時に手渡しすることで、強い印象を残しやすくなります。