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採用を成功させるために必要な「採用ツール」とは?

採用ツール

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採用の手法が多様化する中で、企業も変化に合わせ、様々な方法で情報を発信し、求職者にアプローチする必要があります。

「採用ツール」とは、採用活動に用いられるツール全般を指します。これまでは会社説明会やパンフレットなどが一般的でしたが、近年サイトや動画を用いたオンラインでのアプローチも主流になってきています。

主流となりつつあるデジタルの「採用ツール」

①オンライン会社説明会

リアルで実施する会社説明会では、直接求職者とコミュニケーションを取ることができますが、会場設営や資料準備などに手間とコストがかかります。また、地方の求職者にとっても、移動に時間を取られ、交通費も積み重なると参加したくてもできないというデメリットがありました。しかし、オンライン説明会は、場所を問わず開催することができ、資料も画面上に投影できるので、企業にも求職者にも双方にメリットがあります。

 

②動画・SNS配信

求職者にとって、福利厚生などの条件面の他に、意外と気になるのが会社の雰囲気。SNSを使いこなし、情報を得るデジタルネイティブの世代は日常から動画を見る習慣があり、各企業動画を用いた採用活動が増えています。入社前に社員の様子を動画で見ると、イメージも膨らむため、入社後のギャップも生まれにくくなるという点もメリットです。

 

③採用サイト

コーポレートサイトがある企業は多いですが、コーポレートサイトはブランディングや販促に特化しており、求職者目線での情報が不十分です。同時に複数の企業情報を見て検討する求職者にとって、採用サイトが整っていると情報を得やすく企業の印象も良くなります。ブランディングのためのコーポレートサイトと求職者のための採用サイトの両方を整えておくことが非常に重要です。

 

④求人情報サイト

オンライン上で企業の求人情報がまとめられたサイトです。多くの採用情報が一元化され、求職者に対して広く発信できるため、求める人材に効率的にアプローチができます。また、応募者を管理できる機能を持つ採用サイトもあり、管理が簡単になるだけでなく、個人情報を安全に取り扱うことができます。求職者側も検索やフィルター機能を用いて、自分のスキルや経験に合った仕事を素早く見つけるメリットがあります。オンラインで履歴書や職務経歴書を登録し、簡単に応募できるため、応募のハードルも下がります。

 

必要不可欠なアナログ「採用ツール」

①採用パンフレット

採用パンフレットは、企業が求職者に対して自社の特色や働くことの魅力を伝えるための重要なツールです。これは新卒採用だけでなく、中途採用の際にも利用され、企業選択に役立つ情報を提供します。形態はリーフレットや冊子といった物理的なものから、最近ではデジタル化の進展により、PDF形式でスマートフォンやパソコンからアクセスできるバージョンも増えています。採用イベントや説明会で配布され、企業に対する理解を深め、入社を促す目的で使用されます。また、採用パンフレットは、求職者が企業を記憶に留めるきっかけを提供し、採用プロセス全体を通じて、企業情報の再確認や内定者フォローに役立つなど、採用活動の初期から終盤にかけて幅広く活用されます。

 

採用ツールを活用するメリット

・応募者数の増加

採用サイトや動画を通して、自社の事業内容や職場環境、優遇制度など広くアピールすると、競合他社との差別化が図れ、求職者の注目を集めることができます。応募数の母数が増加すると、優秀な人材が集まる可能性も高まり、採用市場において他社よりも優位に採用活動を展開することができます。他社との差別化を図ることで、優秀な人材の確保および企業の成長や競争力の向上が期待されます。

 

・採用プロセスの効率化

求人情報サイトを上手く活用すると、求人の作成から面接のスケジューリングまで、採用プロセスを自動化し、効率的に管理できるため採用にかかる時間を短縮できます。また、応募者情報を収集、整理、管理できるため、大量の応募者に対処する際にも迅速で正確な対応が可能です。応募者の採用進捗も一元管理されます。そして、採用データを収集し分析することで、プロセスの効果や課題を把握し、今後の採用に役立てることも可能です。

 

採用後のミスマッチを防止する

退職理由で上位に挙がってくるのが、「職場とのミスマッチ」。採用コストを考えると、採用後のミスマッチは企業にとって死活問題です。採用ツールの活用は応募数の増加が見込めるだけではなく、ターゲットを絞った戦略をとることで、自社にマッチした人材が集まります。結果、選考途中での離脱や内定辞退、また入社後の離職率を低減させることができ、他社との人材獲得競争に巻き込まれにくくなります。

 

・長期的な採用コストの低減

求職者への情報提供の仕組みを整えるため、一時的には費用がかかってしまいますが、長期的に見れば、効率化が図れるため、人的コストなどを大幅に削減できる可能性があります。広告を広く展開して応募者が集まるのを待つのではなく、ターゲット人材に合わせて行う、効果的な採用活動であるため、採用ツールが整えば、会社の「財産」として蓄えていくことができます。

 

・既存社員のモチベーションアップ

自社のブランドイメージや認知度が向上することは、既存社員にもプラスの影響をもたらします。社員が企業理念やパーパスを再認識し、自分たちが取り組んでいる仕事に対する誇りを持てるようになることで、仕事に取り組む上でのモチベーションアップが期待されます。

 

採用フローと必要なツール

①認知・興味関心フェーズ

求人情報サイト、SNS配信

 

②比較検討フェーズ

採用サイト、社員インタビュー動画、パンフレット

 

③応募・採用フェーズ

フォローアップ動画(社長からのメッセージ等)

まとめ

企業が採用ツールを上手く活用するためには、自社の目的や方針を明確に理解し、それを基盤として採用ブランディングを行うことが必要です。それぞれの部署や役割によって異なる発信を行うことを避け、会社全体で一貫性のあるメッセージを発信できるようにしなければなりません。社員全員が「優秀な人材を獲得し、活躍してもらう」ことに照準を合わせ、採用ツールを使いこなしましょう。

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