採用担当者必見!高卒採用のメリット・デメリットを徹底解説!
近年、高卒採用に取り組み始める企業が増えています。この記事では、高卒採用に取り組むメリットやデメリットをわかりやすく解説していきますので、高卒採用に取り組みたいという採用担当者の方はぜひご確認ください。
少子高齢化などの影響から、人手不足時代が続いていることもあり、高卒採用に取り組み始めている企業が増えています。
では、実際に高卒採用にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。
今回は、これから高卒採用に取り組んでいこうと検討している採用担当者の方向けに、高卒採用のメリット・デメリットを解説します。
1. 高卒採用とは
高卒採用はその名の通り、卒業見込みの高校生を対象とした採用活動を指します。
少子高齢化などの影響もあり、超人手不足といわれる現代においては、若手人材を採用することは非常に難易度が高くなっています。
そういった背景もあり、近年高卒採用に対する注目度は高まっており、大手企業も高卒採用に取り組み始めている状況です。
皆さんの周りでも、新たに高卒採用に取り組み始めた企業がいるかもしれません。
高卒採用は、大卒採用や中途採用と比較すると、学生保護の観点から様々なルールが定められています。
一人一社制や、厳格に採用スケジュールが決められていることなど、初めて高卒採用に取り組む際には注意しなければならない点がいくつかあります。
詳細なルールに関しては管轄の労働局に確認したり、毎年開催されているハローワーク主催の「学卒求人説明会」に参加することをおすすめします。
2. 高卒採用の3つのメリット
高卒採用に取り組む企業は増加傾向にありますが、高卒採用にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
ここからは、高卒採用のメリットについて解説していきます。
①若手人材を採用できる
一つ目は、若い人材を採用できるという点です。
当然ではありますが、高卒採用のターゲットは卒業見込みの10代の高校生です。
そのため、中途採用ではなかなか出会うことができないような若い人材を採用することができます。
若手人材は、体力もあり、仕事に対する吸収力も高いです。
こういった有望な人材を採用することができるのは、高卒採用のメリットといえるでしょう。
②内定辞退が起きにくい
二つ目は、内定辞退が発生しにくいという点です。
同じ新卒採用でも、大学生をターゲットとした大卒採用では、内定を複数持っている学生が多いこともあり、内定辞退が発生することが多いです。
内定辞退が起きてしまうと、採用計画が達成できず、翌年の事業計画を達成できない可能性があります。
しかし、高卒採用では内定辞退が起きにくいです。
理由は、高卒採用の一人一社制というルールにあります。
このルールにより高校生は、就職活動において一社しか応募できないため、内定をもらった企業にほぼ確実に入社します。
こういった特性により、計画性を持って人員体制を整えることができるという意味でも高卒採用にはメリットがあるといえるでしょう。
③採用コストが抑えられる
三つ目は、採用コストが抑えられるという点です。
大卒採用の場合は、大手新卒媒体への掲載や、合同企業説明会への参加など、さまざま施策を活用して採用活動を進めていくため、どうしてもコストはかさんでしまいます。
また、中途採用においては、専門性の高い方を、人材紹介を利用して採用するとなると、一人当たりの採用単価が百万円を超えるようなことも少なくありません。
しかし、高卒採用の場合、これらと比較すると採用コストは抑えることができます。
なぜなら、高卒採用において自社の求人情報をメインで発信していく方法は、ハローワークの求人票であるからです。
もちろん、より効果の高い採用活動を進めるために、採用ツールを用意することも必要ではありますが、こういったツールは中途採用などにも活用できる部分があり、トータルで見るとそこまで大きなコストはかからないでしょう。
どんな企業の採用担当者も、「良い人材をできるだけ低コストで採用したい」と考えていることでしょう。
その思いを実現できる可能性があるという点も、高卒採用の魅力の一つになります。
3. 高卒採用の3つのデメリット
ここまでは、高卒採用のメリットついて解説してきました。
しかし、メリットがあればもちろんデメリットも存在します。
ここからは、高卒採用のデメリットを紹介していきますので、それぞれ確認していきましょう。
①離職率が高い
一つ目は、離職率の高さです。
高校生は就労経験が浅い、もしくは全くないことが多く、そもそもしっかりと仕事をするというのが初めてになります。
そのため、入社前に抱いていたイメージと、入社後の実際の仕事との間にギャップを感じてしまい、仕事を辞めてしまうというリスクがあります。
せっかく採用したとしても、すぐに辞められてしまっては、それまでの工数やコストが無駄になってしまいます。
そういったリスクのある採用方法だということを、予め認識しておきましょう。
②即戦力人材は採用できない
二つ目は、即戦力を期待するような人材の採用は難しいという点です。
一つ前でも紹介した通り、高校生はバイトなどの経験はあったとしても、社会人としての経験やスキルはありません。
そのため、入社してすぐに他の社員と同じような活躍を望むことはできません。
しっかりと研修や社内教育を行い、ある程度の期間を設けて育成していく必要があります。
高卒採用を行う際には、即戦力人材の確保を目的とせず、ポテンシャルのある人材の採用を第一に考えることを忘れないようにしましょう。
③人材の厳選が難しい
三つ目は、人材を厳選するような採用は難しいという点です。
高卒採用には一人一社制というルールがあるため、高校生は複数の企業を比較した上で、この会社で働きたいと思った一社のみに応募することになります。
そのため、仮に企業が不採用を出してしまうと、その高校生はまた一から別の企業を探さなければならなくなります。
これは、高校生にとって非常に大きな負担となるといえるでしょう。
また、明確な理由がなく不採用としてしまうと、その学生を斡旋してくれた先生や学校から、今後就職希望の学生を紹介してもらうことが難しくなっていくでしょう。
高卒採用を継続的に成功させていくためにも、厳選採用はせず、ポテンシャル採用として応募してくれた高校生はできるだけ採用するようにしましょう。
4. まとめ
いかがだったでしょうか?
若い人材を採用することができる高卒採用ですが、メリットもあればもちろんデメリットも存在します。
まずは、高卒採用の特徴をしっかり理解し、地元の労働局などから高卒採用のスケジュールを確認して、取り組んでいくことをおすすめします。
また、かがわ採用ナビでは、香川県内の企業の採用サポートを実施しています。
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