ChatGPTで求人票を書いてみた:プロンプトと実例を公開
目次
この記事でわかること
・ ChatGPTを使って求人票を作成する具体的な手順
・ 実際に使えるプロンプトの例文
・ AIが得意なこと・苦手なことの正直な評価
・ 「AI下書き+人間の修正」で完成度を高めるコツ
結論:ChatGPTは「求人票の壁」を一気に下げてくれる
求人票を書くとき、多くの採用担当者が感じる悩みがあります。「何を書けばいいのかわからない」「毎年同じ文章になってしまう」「他社と差別化できていない気がする」——これらの悩みを、ChatGPTは一気に解消してくれます。
弊社のAI推進室でも実際に試してみたところ、ゼロから書き始めた場合と比べて作業時間がかなり削減されました。ただし「そのまま使える」わけではなく、人間による修正・加筆が欠かせません。このリアルな体験をもとに、プロンプトと実例を公開します。
実際に使ったプロンプト(コピペOK)
基本プロンプト
以下のプロンプトをChatGPTに入力するだけで、求人票の下書きが生成されます。
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あなたは求人票の作成を専門とするプロのライターです。
以下の情報をもとに、高校生向けの求人票の「仕事内容」欄(200字程度)と「会社の特徴」欄(150字程度)を作成してください。
【会社情報】
・業種:製造業(食品加工)
・従業員数:45名
・勤務地:香川県高松市
・仕事内容:お菓子の製造ラインでの作業(機械操作・品質チェック)
・特徴:地元の原材料を使った和菓子ブランド。創業60年の老舗。社員の平均勤続年数12年。
・採用したい人物像:丁寧な作業ができる人。チームで働くのが好きな人。
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※会社は架空の会社です、自社の情報をいれてください。
ChatGPTの回答例(実際の出力)
【仕事内容】
香川県産の素材を使った和菓子の製造ラインで活躍していただきます。機械の操作や製品の品質チェックなど、チームで協力しながら丁寧な仕事を積み重ねる毎日です。「おいしい」を届けるプロとして、一緒に成長しましょう。
【会社の特徴】
創業60年の老舗和菓子メーカー。地元・香川の素材にこだわり、地域に愛されるブランドを守り続けています。社員の平均勤続年数は12年と長く、働きやすい職場環境が自慢です。入社後も先輩が丁寧にサポートします。
人間が加えた修正(Before→After)
AIの出力はきれいにまとまっていますが、「香川」という地域名が弱いこと、具体的な数字が少ないことが課題でした。以下のように修正しました。
・ 「地元・香川の素材」→「香川県産の小麦・砂糖を使用」に具体化
・ 「先輩が丁寧にサポート」→「入社後6ヶ月間はOJT担当が付きます」に変更
・ 「地域に愛されるブランド」→「香川県内スーパー約80店舗に商品を納品」に具体化
この3点の修正だけで、求人票の信頼性と説得力が大幅に上がりました。
ChatGPTが得意なこと・苦手なこと
得意なこと
・ 「白紙から書き出す」という最も大変な作業の代替
・ 読みやすい文章構造の提示
・ 複数パターンを一度に比較できる
・ 業種・職種を変えた類似パターンの量産
苦手なこと(人間が補う必要があること)
・ 具体的な数字・実績の自動生成(事実確認が必須)
・ 地域特性・香川県ならではのニュアンスの反映
・ 「この会社だけの雰囲気」を出すこと
・ 学校や進路指導教員が好む表現への調整
さらにレベルアップするプロンプト術
ChatGPTで求人票の質を上げるためのコツを3つ紹介します。
① ロールプレイを活用する
「あなたは高校3年生です。この求人票を読んで感じたことを正直に教えてください」というプロンプトで、学生目線のフィードバックを得られます。
② 比較生成で選ぶ
「同じ内容で3パターン作ってください。硬い表現・やわらかい表現・勢いのある表現で」と指定すると、使いやすいバリエーションが生まれます。
③ 添削モードで改善する
自分が書いた求人票をChatGPTに貼り付け、「高校生に響くよう改善点を3つ教えてください」と聞くと、具体的な改善案が返ってきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料版のChatGPTでも使えますか?
基本的な求人票作成であれば無料版(GPT-3.5)でも十分対応できます。ただし、最新モデル(GPT-4o)の方が文章の質が高いため、頻繁に使うなら有料版(月額約3,000円)への移行を検討してください。
Q. 生成した文章をそのまま使っても大丈夫?
ハローワークへの提出や学校への配布には、必ず人間が内容を確認・修正してから使用してください。特に給与・勤務条件などの数字は、事実と異なる場合は問題になります。
まとめ
ChatGPTは、求人票作成の「取りかかりの壁」をなくし、作業時間を大幅に削減してくれる強力なツールです。ただし「AI任せ」では不十分で、地域・会社・学生への深い理解を持つ人間の目による修正が必要です。