「先輩の声」で応募率アップ⁉ 応募が増える採用情報とは?
企業の採用サイトなどで頻繁に目にするのが、先輩社員インタビューのコンテンツです。
「先輩の声」や「社員インタビュー」などと呼ばれ、企業ごとに呼び名は異なります。これらは通常、仕事や企業に関する質問と、その率直な回答によって構成されます。特に職務経験の少ない学生たちにとって、これらの情報は企業を理解する上で非常に価値あるものとなります。企業が従業員に何を質問し、どのような情報を求職者に提供しているのでしょうか。このコラムでは先輩の声をどのように掲載するのが良いかを記載いいたします。
1.どうして入社したのか
主な質問事項
- なぜこの企業を選んだのですか?
- 初めて企業を知ったときの印象は?
- 企業のどのポイントに魅力を感じましたか?
社員の入社動機は、企業のどの点が外部から見て魅力的であるかを反映しています。
求職者にとって、実際働いている社員が何を基準にこの会社を選んだのかを知ることは非常に価値があり、気になるポイントの一つです。
また、採用担当者から見てもその企業が持っている魅力や強みを理解し、求職者にどのようなアピールポイントを訴えればいいかのヒントを得ることができます。
2.実際の仕事内容など
主な質問事項
- 具体的にどのような業務に携わっていますか?
- これまでのキャリアで一番印象に残っているプロジェクトは?
これにより、企業が提供するキャリアパスやチャレンジの実態を、求職者に具体的に伝えることが可能です。業務内容やプロジェクトの進行方法、そして成果に対する評価の方法など、具体的なエピソードを交えて語ってもらうことで、よりリアルな業務内容が伝わります。
3.仕事のやりがい
主な質問事項
- この仕事で一番のやりがいは何ですか?
- あなたにとって成功体験は何ですか?
仕事の具体的な面白さや、達成感を感じる瞬間について詳細に知ることで求職者がこの会社で仕事を楽しむことができると前向きな気持ちに繋がります。
また、採用担当者が見ても、仕事の目的意識や社員一人一人がどのような価値観を持っているのかを知ることができ、求職者へのアピールポイントの発見につながります。
4. 目標や将来のビジョン
主な質問事項
- 5年後はどのようになりたいですか?
- 今のキャリアビジョンを教えてください。
キャリアビジョンを明確にすることで、求職者がもし自分が入社したらこのような社員になれるんだという具体的なイメージを与えることができるでしょう。
「○○の資格を取得し仕事の幅を広げたい」「マネージャーになり管理職になりたい」など会社で実現可能なビジョンを明確に示しましょう。
5.職場の雰囲気はどうか
主な質問事項
- 企業の社風や価値観についてどう感じていますか?
- コミュニケーションはオープンですか?
企業文化や職場環境は、働き手にとって大きな選考基準となります。現場の声を直接聞くことで、実際の社風や上司と部下、同僚間の関係性などを熟知できます。チームワーク重視なのか、個人主義なのか。求職者が社風を知ることで入社後の離職を減らすことに繋がります。
6.休日、プライベートについて
主な質問事項
- 休みの日はどのように過ごしていますか?
- 有給休暇はとれていますか?
- 実際の労働時間やオフタイムはどうなっていますか?
現代では、労働環境や働き方が多様化しています。特にプライベートの時間を大切にしたいと考える層も増えていますので、先輩社員がどれだけオフタイムを確保して、何をして過ごしているのかを把握することで、企業のワークライフバランスの取り組みを具体的にイメージできます。先輩社員の実際の働き方を知ることで、働く環境が自身のライフスタイルや価値観に合っているかを確認できます。また、実際にどれだけオフタイムが確保できるかを把握し、理想と現実のギャップを減らせます。
まとめ
いかがだったでしょうか。「社員の声」セクションは、求職者が企業を深く理解する一助となり、同時に企業自身も魅力を伝える手段となります。それぞれのテーマを通じて、求職者はリアルな会社の実態を把握することができ、逆に企業は、自社の強みや文化を具体的かつ生の声をもって伝えるチャンスを得ます。これは双方にとって価値ある情報交換の場となり、良好な採用活動をサポートする重要なコンテンツと言えるでしょう。
なお、かがわ採用ナビでは、香川県内の企業の採用サポートを実施しています。
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