高卒採用の二次募集でセカンドチャンスをつかむ!
高卒採用には一次募集と二次募集があります。一次募集で内定通知をもらった生徒は就職活動を終えますが、不合格の場合は先生や家族と話し合いをしながら10月以降、二次募集を行っている企業を探します。二次応募のスケジュールなどを詳しく見ていきましょう。
1. 二次募集とは
高卒採用には、一次募集(9月5日~9月末)と二次募集(10月~)があります。現在香川県では、9月末までは一人一社制、10月1日以降は複数応募が可能とされています。(ただし県外企業に応募する場合は応募先の都道府県の応募・推薦の申し合わせを適用。)一次募集の段階で応募が来なかったり、応募が複数来たとしても自社の社風や仕事内容との相性などが合わずに採用見送りになったりした場合、二次募集を行うケースが多いです。
企業は、まず高校生の就職活動の仕組みを理解することが必要です。先生と生徒の動きに合わせて、採用活動計画を見直すことで、採用のチャンスを増やすことができます。高卒採用では、企業は9月16日以降に一斉に選考、合否連絡を行います。そこで内定とならない生徒は10月からの二次募集に向けて就職活動を継続します。これは企業にとっても大きなチャンスが生まれるため、ぜひ前向きに捉えて、積極的に二次募集を行っていることを学校にアピールしましょう。
2. 10月以降に就職活動を行う生徒について
10月以降に就活をする生徒について二次募集に応募する生徒は、「一次募集で内定をもらえない生徒」ばかりではなく、一生懸命に部活動を続けて9月や10月に引退を迎える生徒や、大学進学や公務員と民間就職の間でぎりぎりまで迷った生徒も多数含まれます。そのため一概に「内定をもらえない生徒」というレッテルを貼るには、惜しい人材が多数いることを念頭に置いておきましょう。実際に、自社の求める人物像によりマッチする人材確保を行うために戦略的な二次募集に取り組む企業もあります。
3. 二次募集を円滑に行うために
進路指導の先生の胸中には「二次募集している企業が分からない」という思いもあります。残念ながら第1志望の企業と縁がなかった生徒が、もう1社を選んだところ、応募を締め切っていてがっかり…という事態を避けたいので先生側も企業の最新情報が欲しくなるタイミングです。そのため学校訪問の際には、積極的に二次募集を行っていること、企業の基本情報、アピールポイントを先生に伝えることが重要です。また、学校訪問が難しいところには二次募集の求人票を送付することも有効的です。一次募集の時に学校訪問や求人票送付を行っていたとしても、1数百~数千も届いた求人票の中から二次募集を行っている企業を探すのは先生も大変です。
先生から生徒の紹介をしてもらいマッチングの可能性を上げるためにも学校訪問と求人票送付は可能な限り行いましょう。
4. 二次募集のポイント
二次募集では就職試験が2回目の生徒も多くいます。そのため、一次募集に比べて先生も生徒も、早く合否を知りたいという気持ちが強くなっていることを忘れてはいけません。面接後は、可能な限り早めに合否通知を行うことで学校とも良い関係を築くことができるでしょう。また、二次募集を行う企業は、学校に改めて求人票を送る・電話をかけて様子を聞くなど、積極的な働きかけが大切です。
先生たちも多忙のため、一次募集の時の数多くある求人票の中から二次募集も行っている企業を見つけるのは骨が折れる作業であり、見つけてもらえない可能性も十分にあります。そこで「うちは二次募集しています!」と、先生にアピールすることが重要なのです。そこで「高校の就活状況はどんな状況なのか」「何人くらいの生徒がまだ就職活動中なのか」「希望している職種はどのようなものなのか…」なども先生からヒアリングすることで、思わぬマッチングにつながるなどよいご縁が生まれることもあるでしょう。
いずれにせよ、求人票を送りっぱなしでは、よいコミュニケーションが生まれません。ぜひ高校の先生と蜜に連絡をとりあって、情報交換をしながら二次募集を成功に導きましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?自社の求める人物像とのマッチング率を高めるためにも、積極的に二次募集に取り組んでみてはいかがでしょうか。
また、かがわ採用ナビでは、香川県内の企業の採用サポートを実施しています。
・一次募集で計画通りに進まず二次募集を行いたいが何からすればよいか分からない。
・学校に対して、二次募集に向けた効果的なアプローチを行いたい。
など、些細なお悩みでも大歓迎ですので、お気軽にお問い合わせください。